リメイクの帯や着物
2011年度
お母さまの思い出の着物のハギレを紬の無地の着物にアップリケとパッチワークにしました | |
アップリケは手刺繍で飾り止めと刺繍を入れてもらいました | |
白地の袋帯の地色をシルバーグレーに変えました | |
中のピンクの色を抑える事も目的でした・・・ | |
生地が傷んでしまった帯の 刺繍部分を切り取って着物地に アップリケしました 絞の染め分け部分は 違和感がありますので 出ないように前帯は 少し大きさを変えました |
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お客様が送ってこられた生地に アップリケはどれがなじむか あててみました・・・ 刺繍の色と一番合った 紫の着物地を候補に選びました |
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外れた金駒をきれいにもどしてもらい少し柄を足してもらいました | |
手刺繍でしてもらっていますが裏はこんな感じです 浮かないように止めています | |
素敵な刺繍の帯があるのですが、前帯部分だけに傷みがあって・・・ 帯幅を狭くしないで隠す方法で金彩加工をしてもらいました |
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裏から接着芯で補強してから金彩で色紙散らし風に柄を入れてもらいました | |
↓ 片方だけではバランスが悪いのでこちらにも金彩をあしらってもらいました | |
太鼓の山に当たる所の汗染みが気になりだした帯を刺繍の無い裏が綺麗だったので 表に使い汚れた部分を隠してリメイクしました |
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表に使われていた刺繍部分の太鼓の汗染みを良く見ると山に見えるではありませんか・・ と言う事でバックに山水画を描いて頂く事で帆船とマッチした風景に変身しました |
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穴の開いた所も裏から補強して葉っぱを足してもらいました | |
前帯の汗染みは雲を描いてもらいました | |
帯を二部式にする事によって裏の綺麗な部分と汚れた刺繍部分をリメイクした帯とを リバーシブルで楽しめる事が出来るようになりました |
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長年インテリアとして使われてきた豪華な帯地を 元の帯として使えるようにリメイクしました |
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織糸をたくさん使ったものですが シミの所は特に劣化が激しく縦に亀裂が入っている所は 繋ぎ目として使えるようにして まずは太鼓の柄を選びました |
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この柄を見た時は即、掛け軸の山水画に見えたので劣化している所を入れ込むと 帯幅が狭くなってしまいますので地の色に似た新しい帯地を両サイドに使い 帯幅の確保と端の擦り切れ防止をしました |
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前帯は裏に足し布をして帯幅が出せたので 普通にお仕立てをしましたら ↑やっぱり生地は薄くなっていて ←前帯にも足し布をして 擦れる所はすべて足し布でカバーしました |
時代汚れがある帯を洗い張りして取れなかったシミは顔料で隠してもらい 帯芯を入れ替えたらお風呂上りのようにすっきりした帯になりました |
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色あせてしまった絽の九寸帯を 帯地を一から染めてもとの雰囲気にリメイクしました |
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色は元のブルーに染めました 暈しが入っていたので それも再現しました |
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太鼓部分の暈しです | |
前帯はリバーシブルにするので片方だけに暈しを・・・ | |
たれ先にも同じように暈しを入れました | |
刺繍の裏側と鈴蘭の茎を刺繍で花びらを金駒で止めてもらいました | |
前帯の鈴蘭も茎が細いので 手刺繍で入れてもらいました アップリケを裏から見ると こんな感じで刺繍が入っています |
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九寸帯をリバーシブルに作って、太鼓と関西柄の方に満月と蝙蝠を・・・ | |
裏は無地に染めてお好きな絵を・・・九寸帯の形でもリバーシブルで使えます | |
お客様が残った前帯の 鈴蘭の刺繍を使って 半襟をお作りになりました |
パステル系の着物に合わなかった帯を帯地の色を替えてリメイクしました | |
黒はきついので使わずに描きで柄を足してもらいました | |
正倉院模様の銅鏡の背面の柄に色が無かったので色をさしてもらいました | |
雰囲気がすごく変わって使いやすくなりました | |
擦り切れて穴の開いてしまった帯にサイドに足し布をして 二部式自由結び帯を作りました |
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帯幅を詰めるとすごく狭くなってしまいますので サイドに紺の帯地を足して帯幅を確保しました |
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元は袋帯だった刺繍の九寸帯が長さも短く刺繍の傷みもあったので 関西柄の前帯も関東柄に直してリメイクしました 太鼓の裏に隠れていた元々の垂れです↓ |
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前帯に字が書いてあったのですが擦り切れていたので復元しました | |
刺繍の擦り切れもすべて直して頂きました | |
金駒のはずれも元通りに・・・ | |
素敵にお化粧しなおして 前帯の柄も綺麗に出るようになって 垂れの柄も元の位置に もどして生まれ変わりました |
切りビロードで作られたざくろの帯が タペストリーとして使われていました 何とか帯に復活出来ないものかとご依頼を受けましたので 生地を新しくして アップリケと枝葉の描きを入れて 九寸名古屋帯を作りました |
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前帯は状態のいい方を選んで元通りに再現しました | |
ざくろはもともと果実が下に向いて頭を垂れていますが 専門家の方とも相談して 帯の構成上と約束事も取り入れて あえて柄を逆さまに使う事にして 枝の流れも変えてもらって太鼓の柄を作りました |
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帯として再び命を吹き込まれて 綺麗に再生出来ました♪ 大事にしてもらって下さいね! |
素敵な菊柄の刺繍帯を生地を替えてリメイクしました | |
金駒も所々手直しをされていたので専門家に直してもらいました | |
刺繍部分を切り取ってアップリケします 回りに縫い代を残していますので右の写真は赤が見えています |
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金駒も外れていましたので綺麗に直してもらいました 黒の刺繍糸でアップリケしてもらったので赤が全部隠れました |
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菊の刺繍にシミもあったのですが、刺繍で隠してもらいました | |
素敵にリメイクが出来上がり また長く使って頂けると思います 今は職人さんたちに 恵まれてリメイクが出来ています みんなこの子達を何とか 結べるように・・・という思いです 出来上がった帯たちは 本当に子供のように愛おしいです |
刺繍が素敵な帯なのですが、生地の劣化がひどくて このまま帯に再生出来ませんでしたので新しい帯地にアップリケしました 細かい刺繍は後で足してもらいました |
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所々穴が開いて帯芯が見えています | |
切り取れる刺繍はアップリケして細かい刺繍は新しく入れてもらいました | |
左は元の位置にアップリケした状態で右は刺繍を足したものです 白鳥の足も新しく刺繍で作ってもらいました |
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前帯です お仕立てはお客様が 仕立て勉強中という事でご自分でされました |
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派手になったお姫様柄の染め帯を 地色を黒に染め替えて 着物や扇子の色をお客さまの 年代に合わせて復元して頂きました |
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黒に染めた時はこんな感じでした | |
帯を二部式にしたので、裏は無地でお使いになれるので アップリケされてもいいし、裏にも違う絵を描いて頂けます |
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